令和4年度 俳諧歌講習会

令和4年11月10日

 コロナ禍のため、令和元年以来3年ぶりに公益社団法人日本詩吟学院の近畿地区認可団体共催による「俳諧歌講習会」がホテルアウィーナ大阪の四階「金剛の間」において開催された。定刻午後1時に開会が宣せられ、修礼と朗詠合吟のあと近畿地区担当理事 浪速岳風会会長 須江岳悦先生の開講の辞で講義は開始となった。今回も講師に総本部最高顧問の濵 岳優先生を迎えての講習。
 講習1の課題は 「十六日桜」名だゝる桜見んと 一茶
 濵先生の模範吟に続いて、一息毎の実技指導を繰り返し、続いて通しで指導。受講者は皆マスク着用ではあるがそこは諸先生の面々、会場に吟詠が響く。
 文字を読むのではなく、文字に感情を込め言葉として声に出す。十人十色の吟そのものは良いが、自分が感じないと人は感動しない。
 講習2の課題は 降りしける 一茶
 余韻の引き方、緩急等、注意する点に関するお話を聞きながら、実技指導が繰り返された。
 休憩を挟み、男性女性に分かれて両課題を再度合吟し、次に個別指導に移った。
 個別指導は、近畿地区認可団体より各1名が指名され、濵先生より計12名の一人ひとりに対し指導がなされた。兵庫中央岳風会よりは、山本正岳先生が受けられた。
 最後にもう一度全員で合吟を行い、総本部相談役 松田岳扇先生の閉講の辞で講習会は閉会となった。

(広報部)

2022年11月10日